令和5年、岩泉町で開催された町民文化展に合わせて、各自治会による案山子（かかし）コンテストが行われることとなり、私たちグループホームいわいずみも、地域の自治会からお声がけをいただき参加することになりました。
レクリエーション担当の「子どもたちに喜ばれるようにトトロを作ってはどうか」という提案から制作がスタート。竹を使った骨組みに、入居者の皆さんと一緒にすずらんテープを細かく裂いて貼り付け、春から秋にかけて、半年かけて立派な“トトロの案山子”が完成しました。

町民会館での展示では、「トトロだー！」と写真を撮るお子さんたちの姿もあり、大好評。展示後には「解体はもったいない」とのお声から、こども園2か所に貸し出されたほか、町民文化展への再出品、そして尼額自治会では公民館で1年間展示されるなど、トトロは地域を巡る人気者となりました。
ようやくホームへ戻ってきたものの、サイズが大きくて玄関から入れず、現在は駐車場で元気に“お出迎え”をしてくれています。
今回の取り組みを通して、地域とのつながりや入居者の皆さんとの協力の大切さを改めて感じることができました。これからも地域と共に、温かい取り組みを続けてまいります。